モデルでインフルエンサーの井手上漠さん。
2021年3月に高校を卒業し、東京に上京してきました。
今後はモデル以外の芸能活動も広げていくそうです。
今回はジェンダーレスで悩んだ過去や、逆に良かったこと、苦悩から脱出できたきっかけについてお伝えします!
井手上漠は可愛いけど性別は男性なの?
井手上漠さんは2003年に男性として誕生しました。
2018年の「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で、“DDセルフプロデュース賞”を受賞しています。
それ以来「可愛すぎるジュノンボーイ」として注目されてきました。
母親によると、「昔は普通の男の子」だったそう。
子供の頃に結婚式で花嫁のドレス姿を見て以来、女の子らしいものに興味を示すようになりました。
小学校高学年のときに「え、男なのに何で?」「存在が気持ち悪い」と言われて悩んだそうです。
中学校では肩まであった髪を切り、男性らしい格好をするように努力しました。
今まで女子と遊んでいたのを、男性と一緒にいるようにしたり、その居心地の悪さに悩んだようです。
そんな自分と周囲との見解にギャップを感じていた時、救ってくれたのは母親の言葉だったといいます。
井手上漠が苦悩から脱出できたのは母親の言葉!
ありのままの自分でいられないことで悩んだ中学時代、救ってくれたのは母親の言葉でした。
中学2年生のときに、全てを母親に告白したところ、
「漠は漠のまま生きればいい」
という言葉だけをくれたそう。
漠さんは「その日から無敵になった」という気持ちを持っているそうです。
「母が味方なら怖くないと思い、そこからはマナーは守りながら、なんでもかんでも自由に、どこまでも自分を貫くという意志を持って生きてきました」
「それまでは無口で、自分のことを話すこともまったくできませんでしたが、そのときから自分の意見を言えるようなりました」と、大きな転機となった。
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20210227-baku_idegami2/
悩んでいた時には、自分の意見も言えなかったという漠さん。
母親からの言葉で救われ、前向きな考え方に切り替えられようですね。
その後中学3年生のときには、弁論大会「少年の主張全国大会」へ出場しました。
ジェンダーレスな生き方について、公に気持ちを発信したのです。
この時になんと、全国2位の文部科学大臣賞を受賞しています。
弁論大会で発表した全文についてはこちらから見ることができます。
井手上漠が高校時代に取り組んだ改革とは?
井手上漠さんは、「生きているだけで自分はマイノリティなんだと痛感させられることが多々ある」とのこと。
高校時代はその一つが制服でした。
女性用、男性用に分けられた制服に違和感を覚えた漠さん。
同じ思いを持つ同級生たちと取り組んだのが、制服の改革だったそうです。
男子学生がズボン、女子学生がスカート、という括りにはせず、タイプ1、タイプ2として、どちらも選べるようにしたそうです。
男子学生=>タイプ1
女子学生=>タイプ2
先生たちからは、「自分たちにはそういうのが分からない。」と言われ、疑問を感じだそう。
井手上漠さんは「普通」と言われているものに違和感を感じると言います。
普通というものを時代によって変えていく必要があると思っている
心を殺して「普通(と思われているもの)」を選ぶ、「普通」が良しとされる世界。
そんな世界を変えていきたいのだそう。
制服改革を行った井手上漠さんは、それ以降スカートと学ランの両方を選んで通学していました。
スカートの制服がとても似合っていますね!
いきいきとして、心から楽しんでいるように見えます。
井手上漠のジェンダーレスで良かったこととは?
そんな井手上漠さんですが、「ジェンダーレスで生まれたからこその良さ」も感じているそう。
性別を2つ持っていることで、新しい人として存在できているのが良い事だと言います。
「私は何が魅力的なのだろうと考えたときに、やっぱり男性でもあり女性でもあるということ。性別を2つ持っているからこそ、男性でも女性でも着られるような新しいファッションを着ることもできるし、今まであまりいなかった新しい人として存在できているのはよかったなと思うし、お仕事につながることもありがたいし、救われる人がいるというのもうれしい。自分のやっていることに意味があるなと思います」
引用元:https://news.mynavi.jp/article/20210227-baku_idegami2/
2021年3月に高校を卒業したばかりで上京し、今後はモデル以外の芸能活動も幅広く行っていくようです。
井手上漠さんの活躍に注目していきたいと思います!