全日本女子バレーボール代表選手で、東レ・アローズ所属の石川真佑選手。
アタッカーとしては身長が低めと言われていますが、海外チームとの試合においても得点を量産させています。
今回は、高い技術を持つ石川真佑選手のスパイクについてご紹介します!
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石川真佑のスパイクがすごい!
石川真佑選手は、バレーボール全日本女子のメンバーで、ポジションはアウトサイドヒッター。
愛知県出身で、 2000年5月14日生まれの21歳です。
下北沢成徳高等学校を卒業後、2019年にV プレミアリーグの東レ・アローズに入団しました。
石川真佑選手は身長が173cmとのことで、アタッカーの中では低めだと言われています。
それにも関わらず、得点を量産し、注目を集めています。
「2019年バレーボール女子アジア選手権」では、MVP・ベストアウトサイドスパイカーを獲得しています。
その際の活躍ぶりを見た中田久美さん(日本代表監督)に評価され、ワールドカップメンバーに選出されていま
す。
ワールドカップでは、アメリカ女子代表戦と大韓民国女子代表戦でスターティングメンバーに起用されました。
どちらの試合でもチーム最多得点を挙げる成績を残しています。
そんな石川真佑選手ですが、低い身長で得点を挙げるために、どのような努力をされているのでしょうか?
石川真佑が低い身長でも得点を量産させる「打ち分け」技術とは?
石川真佑選手は身長173cmで、アタッカーではチーム一の低さ。
それにもかかわらず、得点を挙げる技術を身につけ、チームに貢献しています。
「低いから出来ないじゃなく、この高さでもやったろうと言う気持ち」
以前アメリカ女子チームとの練習試合では、ことごとくアタックがブロックされたという苦い経験があります。
世界の高さを痛感し、それ以降はブロックを利用することなどを意識して取り組んだのだそう。
「周りの選手よりも身長が低いので、誰よりもブロックを利用して点数をとるのは意識したい」
世界の選手の中には、石川選手より20cmも身長の高い選手ばかり。
出典:https://www3.nhk.or.jp/
そのために、「コースを見極めて打ち分けることが大事で、どうにかして点数を取るために、考えながらやっている」とのこと。
❖ 相手のブロックに少しでも隙間が空けば、隙間からアタック
❖ 相手のブロックに隙間が空いていなければ、ブロックにあててボールをアウトさせる
この打ち分けを意識し、2019年のワールドカップでは次々とスパイクを決めました。
中田久美日本代表監督も、「(石川真佑選手は)高いブロックに対しての打ち分け方が非常うまい」と評価。
石川選手が次々とスパイクを決めた「ワールドカップバレー2019」でのダイジェスト動画がこちら!
背の高いアメリカの選手を相手に、次々と得点を入れていく姿は圧巻ですね!
石川選手は、スパイクの体勢に入ってから、相手の位置を見てとっさに判断しているそうです。
外側に腕をひねり、コースを変えてブロックの脇を抜く。さらに相手の高いブロックをあえて狙い、ブロックアウトをとる技術も高い。力強いスパイクをピンポイントに打つ技術で、身長のハンデを乗り越えているのだ。
引用元:https://www3.nhk.or.jp/sports/story/711/index.html
アタックでの「打ち分け」技術を身につけ、小柄でもスパイクが決められるという強みを持った石川真佑選手。
但し、疲れてきたときの判断のあまさなど、まだまだ課題も残っているそう。
「自分が思っている以上にブロックが前に出てきたり、2枚しっかり壁みたいに出たりしていた。自分がいい状態の時には見えているんですけど、自分が苦しくなった時に判断し切れていない部分もあります」
「(練習で)本数を多く打って、これまでより重いボールを打つようにして、相手の正面だと(トスを上げやすい)Aパスが(セッターに)返ってしまうので、もっと人と人の間を狙える技術を身につけることも意識しています」
引用元:https://www.jiji.com/jc/v4?id=20200813sp-wvbiskrng0001
負けず嫌いで責任感が強いと言われ、日々自身の成長のために練習に励んでいるそうです。
石川真佑プロフィール
生年月日: 2000年5月14日 (年齢 21歳)
出生地: 愛知県 岡崎市
身長: 174 cm
指高: 226cm
体重: 65kg
出身高校:下北沢成徳高校
所属: 東レ・アローズ
愛称: まゆ
ポジション: ウイングスパイカー
指高: 226cm
利き手: 右
性格:負けず嫌い
好きな言葉・座右の銘 :成長はいつも限界のちょっと先にある
石川真佑選手は、兄と姉がやっていたバレーボールに興味を持ち、小学校3年の時から地元でバレーのクラブチームに入団。
石川真佑選手の兄は、全日本バレー男子代表の石川祐希選手。
以前は、「祐希の妹」と言われて嫌な思いもしたそうですが、今では兄にアドバイスを求める関係に。
中学からは長野にある長野市立裾花中学校へ行き、2回の全国優勝を果たしています。
その後、バレーの名門である下北沢成徳高等学校へ進学。
黒後愛選手はは高校の先輩だそうです。
石川真佑選手は、1年の時からレギュラーとして試合に出場し、全国大会で優勝。
2年次はエースとして活躍し、2018年度の3年次はチームの主将に就任。
2019年に東レ・アローズに入団し、バレーボール全日本女子としても選出されました。
同年7月には20歳以下の世界選手権でMVP、翌月のアジア選手権でもMVPを獲得。
その後9月にはワールドカップ出場し、外国チームの監督たちから「日本の宝」と言われ、高い評価を得ます。
2021年5月からはFIVBバレーボールネーションズリーグ2021に参加し、チームに貢献しています。
まとめ
今回は「石川真佑のスパイクがすごい!低い身長でも得点を挙げる「打ち分け」技術とは?」といった内容でお伝えしました。
石川真佑選手はアタッカーの中では小柄な方ですが、ハンデを乗り越える技術を身につけるべく、日々精進しているようです。
小柄ですがスパイクで得点を量産する石川真佑選手に、中田監督も高く評価しているようですね。
石川真佑選手の今後の活躍も応援していきたいと思います!