新川帆立さんが、第19回『このミステリーがすごい!』で大賞を受賞しました。
16歳から小説家になりたいと思っていたそうです。
新川帆立さんは東大卒の弁護士で、元プロ雀士だったという経験の持ち主。
今回は新川帆立さんの経歴、出身高校、小説家になったきっかけなどについても調べてみたいと思います。
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新川帆立さんが「このミス」大賞受賞!
2020年の第19回『このミステリーがすごい!』で大賞を受賞し、小説家としてデビューしました。
新川帆立さんは、東大法学部を卒業し、普段は弁護士として企業で働きながら、作家として執筆活動をしています。
企業の法務部で働きながら26歳で小説教室に通い始め、執筆活動を行ってきました。
教室の講師の助言を参考に「自分に近い女性」をとして、20代の女性弁護士を主人公に小説を書いたとのこと。
2021年1月8日に『元彼の遺言状』が発売されています。
【受賞コメント】
今回の受賞作は、女性が力強く活躍できる社会を願って、女性のために書きました。世の中つらいことも多いですが、本の世界にいる数時間だけでも、型破りな主人公と一緒になって、笑ってもらえるといいなと思います。もちろん、女性以外の読者も大歓迎です。
【執筆のきっかけ】
『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラが好きです。スカーレットみたいに強くて癖のある女の子を描きたいと思って話を考えました。他の短編を書きながら、ちょろちょろとプロットを考えるのに数ヶ月かかり、原稿に着手してからは 3週間弱で書きました。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001058.000005069.html
平日の勤務時間外と休日を執筆にあて、なんと約3週間で『元彼の遺言状』を書き上げたそうです。
大賞賞金は1200万円だそうです。
新川帆立が小説家になるきっかけと弁護士になった理由は?
新川さんは、高校1年の16歳ときに読んだ、夏目漱石の「吾輩は猫である」に影響を受け、「作家になる」ことを決めたそうです。
それ以来、両親や友達に「私、作家になろうと思う」と宣言をしていたそう。
では、なぜ弁護士になったのでしょうか?
新川帆立さんによると、小説家で成功するまでの道は厳しいので、長期戦で対応するためには、まず国家資格をとろうと思ったとのこと。
経済的な理由で小説家を諦めずにすむように、「別の仕事をしながら賞を狙っていくしかない」と最初から思っていたそうです。
東大法学部に行ったのは成り行きで、最初は医者になろうと思ったそうですが医学部に落ちてしまったことで、法学部へ進学となったとのこと。
卒業後は法科大学院に進学し、司法試験に合格。
2017年1月に弁護士登録をしています。
新川帆立の夫がポジティブ!
新川さんの夫も弁護士で、同じ大学、大学院、職場とずっと一緒だったそうです。
新川帆立さんは、大学院卒業後は法律事務所に就職しましたが、激務だったため2年弱で辞めてしまい、民間企業へ転職しています。
夫は受賞することを全く疑わず、新川さんが執筆している間、家事を全部やってくれて助けてくれたそう。
そんな夫のことを新川さんは「こんなふうに私を全面肯定してくれる存在ってすごくメンタルの支えになったので本当に感謝しています。」と言っています。
新川さんが企業に勤めながらも3週間で小説を書き上げることができたのも、素敵な旦那様の支えがあったからかもしれませんね。
新川帆立は米国生まれでプロ雀士だった経歴も!
新川帆立さんは1991年2月生まれ。(2021年時点で30歳。)
アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身で宮崎県育ちだそうです。
その後茨城に引越して、高校は茨城県立土浦第一高等学校に進学しています。
高校では囲碁部に入って全国高校囲碁選手権大会にも出場したそう。
囲碁部で麻雀も覚えたそうですが、高校を卒業するころに「自分は囲碁より麻雀のほうが得意だ」と気づいてしまったとのこと。
その後は、大学、大学院と進み、司法修習期間中に、最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストに合格。
在学中1年間だけプロ雀士としての活動していたそうです。
新川さんは普段から結構突拍子もないことをするそうなので、ご両親は特に驚かなかったそう。
本当に色々な面を持っていて多才な方ですね!
まとめ
今回は、弁護士でありながら小説家デビューを果たした新川帆立さんについて調べてみました。
大学時代にプロ雀士として活動経験があったり、小説家になるために収入が必要だと考え、弁護士の道を選んだというのには驚きましたね!