Ado(歌い手)はどんな人?歌い方を本人が解説!【日曜日の初耳学】

正体不明のアーティストとして話題のAdoさん。

「日曜日の初耳学」に出演し、林修さんのインタビューに答えました。

Adoさんの名前の由来や歌い手になるきっかけ、将来の夢についてもお伝えしたいと思います!

Ado(歌い手)はどんな人?

Adoさんは、Virgin Musicから2020年10月メジャーデビューを果たし、楽曲「うっせぇわ」のMVとストリーミング再生数は1億回を超えています。

そしてAdoさんと言えば、顔出しをしていない歌い手として知られていますね。

ミュージックビデオはアニメーションで、アーティスト写真もイラストで正体不明の歌い手と言われています。

Ado

謎に包まれているAdoさんですが、2021年4月18日「日曜日の初耳学」に出演し、林修さんのインタビューに答えました。

顔出しはせず、この時もアニメーションでの出演でした。

Adoさんはこの春(2021年)高校を卒業したばかりの18歳だそうですが、挨拶をしたAdoさんの声が低くて落ち着いていたため、スタジオのゲストからも「かっこいい!」との声が。

学校や周囲に(正体が)バレなかったんですか?という問いに、学校にはバレなかった、と答えています。

身内には歌い手として活動するということは伝えていて、友人は既に知っていたが(バラなさいよう)
ちゃんと自分を守ってくれていたとのこと。

小学校6年生の時点で、「Ado」という名前で音楽活動をすることは親に伝えていたそうです。

Adoの名前の由来は、国語の授業で学んだ狂言の役柄からつけたのだそう。

狂言では、主役をシテ、脇役をアドと呼ぶそうで、その響きが良くてつけたのだそうです。

「最初、意味も分からず小学生の時にただ単に響きでつけたんですけど、私の曲を聞いてくださる方々の代わりに戦える存在、誰かの人生の脇役になれたらいいかなと思って。後付けですけど」

両親のしつけや教育について尋ねられると、「結構自由で、プリンセスみたいに育てられましたね」と語っています。

「元々ディズニーの作品が好きでお姫様のものを見たり・・結構自分の意見を尊重してもらった」とのこと。

林先生「Adoさんの大きな財産だと思いますよ。大事に育ててもらって今があるんだな」とコメント。

 Adoが歌い手を志したきっかけは?

Adoさんが歌い手を志したのは、小学1年生の時だったそうです。

いとこに「これ、面白いよ。」とボーカロイドを勧められて、家に帰って自分のパソコンで調べたそう。

それ以後興味を持ち、動画投稿サイトの「ニコニコ動画」でボーカロイドの曲をよく聞いていたそうです。

ボーカロイド:歌詞とメロディーを入力すると、パソコン上でキャラクターに歌を歌わせることが出来る歌声合成システムのこと

小学校5、6年生の頃、高音で早口のボーカロイドを歌いこなす「歌い手」が存在することを知ったとのこと。

「顔も姿も分からない、声だけでこんなに人を魅了できるんだ」と気づき、自分も挑戦したという気持ちが芽生えたそうです。

「当時、自分自身にまったく自信がなかったんですけど、クラスでも、教室の隅でちまちま絵を描いているといった根暗だったんで・・・もしかしたらこれなら私にも出来るかもしれない、目立ちたい、チヤホヤされたいという思いや憧れから、歌い手に興味を持って、自分も歌い手になろう、と思って始めたという・・・」。

そして中学3年生頃から、自宅のクローゼットに防音材を貼って歌い始めたそう。

本人曰く、「実際に防音になっているかは分からない(笑)」とのこと。

Adoの部屋

音楽を始めたのも元々父親が音楽が好きで、KissやQUEENのレコードが家にあったことも影響しているそうです。

中学の頃から動画投稿を始めたAdoさんですが、当初は再生回数も伸びず、「自分の歌は誰からも必要とされていないのかもしれない」と思っていたそう。

それでも動画投稿を辞めなかったのは、「元々表にでるような自分ではなかったから、そんな思いを覆したい」という強い思いからだったそうです。

「学校の先生にコミュニケーション能力がないと言われたりしたので、私ってそんなにダメな人間なのかな?と思って。それがとっても悔しくって・・・言われっぱなしは辛いな~、悔しいな~という思いに執着していて、見返してやるじゃないですけど、もっとすごい人間になってやるっと。それは今は気にしていないんですが、当時は悔しかったので」

Ado

クローゼットから発信し続けた結果、レコード会社の目に留まり、Twitterからダイレクトメッセージを受け取り、見事メジャーデビューを果たしました。

歌い方をAdo本人が解説!

デビュー曲「うっせぇわ」は、Adoさんが作った曲ではなく、syudouさんというアーティストが作成されています。

超難曲と言われ、Adoさん自身も「正直難しいです、とっても」という程。

また歌詞が社会人に向けられた内容のため経験していないAdoさんには難しいそうですが、歌詞にはストーリーがあるので、その歌詞に合わせた歌声を自分なりに表現しているそうです。

全部一人でレコーディングして、特にディレクションなどはないとのこと。

Adoさんのこだわりは、フレーズごとに声色を変えて歌うことだといいます。

地声と裏声を使い分けて、変化をつけて歌っているそうです。

例えば、サビの前半部分は裏声で歌い、後半を地声で歌い、パンチを出しているそう。

Adoの歌 

最初どちらも地声で歌ったそうですが、そうすると重要な後半部分にパンチがなくなってしまうと考えたそうです。

また、歌詞にそって少し幼い声で歌ったり、大人っぽく歌ったり工夫をしているそう。

林先生も「何人で歌っているかっていう(感じ)」とコメント。

スタジオにいる中島健人さんが「最初聞いた時衝撃でしたよね。まず声色がいくつ人格があるのかなっていう歌い方で。一つの人格で歌ってないんですよ。」と解説。

全て自分で考えて、フレーズ毎に声色を変えていたとは驚きですね。

将来の夢は「さいたまスーパーアリーナでライブすること」なのだそうです。

その際は顔出しをするのかしないのか、それはまだ分からないとのこと。

もし実現するとしたら面白いステージになりそうですね。

まとめ

今回は「日曜日の初耳学」に出演したAdoさんのインタビューをもとに、Adoさんが歌い手になるきっかけや、歌い方の工夫、将来の夢などについてお伝えしました。

表に出るような自分じゃないからそれを覆したい、という思いから動画投稿をし続けて、見事メジャーデビューを果たしました。

フレーズ毎に声色を変え、何人もが歌っているように聞こえると言われる歌い方は、全て一人で考えているとは驚きましたね。

Adoさんの今後の活躍にも注目していきたいと思います!