全日本女子バレーボール代表選手である奥村麻依選手。
2018年にJTマーヴェラスを退団し、タイへ行っています。
タイにはどんな理由で行き、どんなことを学んだのでしょうか?
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奥村麻依のJT退団理由は何?
奥村麻依選手は2018年4月にJTマーヴェラスを退団し、その後10月にタイへ行っています。
何故タイへ行くことを決めたのでしょうか?
その理由としては2つあると言われています。
退団理由① 多くの経験を積むための海外修行
退団理由② JTで主将を任されてしんどく、引退も考えていた
退団理由① 海外修行のため
1つ目の退団理由は、海外修行のためでした。
奥村麻依選手がタイの選手と戦った時に感じたことがあったそうです。
「タイのバレーというのは、ミドルブロッカーを中心にコンビバレーが多彩で、対戦した時にすごいやりづらいなと思った」
タイのバレーはコンビネーション攻撃が主流。
「動き回って点を取っている印象で、学べることがいろいろあると思った」と語っています。
退団理由② JTで引退を考えていたため
2つ目の退団理由は「気分転換」と言われています。
2017~18年のシーズンでは、JTで初めての主将を経験。
自分自身にプレッシャーをかけ、チームをリードしてきたそうです。
その結果「しんどい。続けたくない」と思い、引退を考えることもあったとか。
出典元:バレーボールマガジン
その後2018年の3月のVリーグ決勝で惨敗してしまったそう。
監督や周りからの期待、主将として相当なプレッシャーがあったと思います。
責任感の強い奥村選手は、「改めて自分が足りていないことを見つめ直す機会を求めた」とのこと。
Vリーグ決勝で惨敗したことで吹っ切れ、JT退団を決意したと言われています。
奥村麻依はタイで修行を積んで再び日本代表へ!
奥村選手が悩んでいた頃、以前の同僚だったタイ代表のオヌマー選手から「短期間の大会限定の助っ人で来てくれないか」と連絡を受けたそうです。
これがきっかけで海外移籍を検討するようになり、最終的にタイへの移籍を決めました。
海外移籍を検討するなか、タイを選んだ理由には、自身の「身長」もあったそう。
奥村選手は身長が177cmで、ミドルブロッカーとしては小柄だそうです。
背の高い選手が多い欧州リーグよりも、身長が同じくらいの選手が多いタイのバレーの方が学べることが多い、と判断したそう。
タイに行く前は、なかなか点数を決められなかったことが課題だったという奥村選手。
オフェンス(得点するための攻撃)を強化するため、スピードのある攻撃を身につけたい
と考えていたそうです。
タイのチーム「ナコンラチャシマ」に入団し、テンポの速いスパイクを徹底的に練習しました。
その努力の甲斐あって、2018/19シーズンでは5年ぶりのタイリーグ優勝に大きく貢献。
奥村麻依選手は一躍タイで人気が出たそうです。
その後日本へ帰国し、2019年8月に、デンソー・エアリービーズに入団しています。
奥村麻依プロフィール
出典元:SPORTING NEWS
生年月日:1990年10月31日(30歳)
出身地: 山口県長門市
身長: 177cm
体重: 67kg
血液型: O型
所属: デンソー・エアリービーズ
愛称: コウ
ポジション:ミドルブロッカー
指高: 233cm
利き手: 右
スパイク: 302cm
ブロック: 285cm
出身校: 嘉悦大学
奥村麻依選手は誠栄高校時代に国体優勝。
嘉悦大学時代はアジアカップやユニバーシアードにも出場し、日本代表に2度選ばれています。(2010年、2012年)
JTマーヴェラスへは2012年に入団。
2013年6月にユニバーシアード代表に選出、ベストブロッカーに輝いています。
同年9月のV・サマーリーグでは敢闘賞を受賞し、Vプレミアリーグ2013/14シーズンにおいて、新人賞、ブロック賞を獲得。
2014/15シーズンではチャレンジリーグにてMVP、スパイク賞、ブロック賞の3冠を受賞しています。
2017年には第19回アジア女子選手権大会に全日本代表メンバーとして出場してチームの優勝に貢献。
日本代表メンバーには、これまで8回も選ばれています。(2010年、2012年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年)
まとめ
今回は奥村麻依選手がJTを退団した理由や、タイで学んだことについてお伝えしました。
多くの日本人選手が海外移籍では欧州を選ぶ中、自身の学びが多いと判断しタイチームへ移籍。
タイで修行したことで、技術にも磨きをかけることが出来ました。
奥村麻依選手のますますの活躍を、応援していきたいと思います!